「過剰な自制」根深く

朝日新聞07年9月8日付けで、“匿名の時代”個人情報保護の現場でと題して、特に医療の現場での個人情報をめぐるさまざまな事象をレポートしている。

都内の女性は、近親者の入院の報を受けたものの搬送先がわからず、救急病院数ヶ所に問い合わせるも「個人情報保護のため、いるかどうかも含めてお答えできない」との対応で、ようやく入院先が判明し病院に駆けつけた時は、一報から四時間後。すでに近親者は息を引き取っていたという。

また、都内の男性は旧知の知人の病状が良くないと聞き病院に見舞いに行くも病院は「個人情報なので病室は教えられない。入院しているかどうかも言えない」と言われたという。

厚生労働省は、個人データの第三者提供は「意識不明で身元不明の患者の照会、関係者からの安否確認への情報提供」などは可とするガイドラインを出しているが、浸透が十分とは言えないのが現状と、この記事はレポートしている。

ある医療現場の声として、「個人情報の基本線を押えておくのは当然だが、現場に合わせて運用すべきだ」との声も紹介している。

患者やその家族、関係者は、医療現場でのこうした対応をどう感じているのか。
何のための法律なのか、今一度検証しなければならないでしょう。

投稿者 文洋株式会社 : 2007年10月 1日 16:32