青空敬老会

07年9月13日 河北新報より

 仙台市宮城野区の町内会「京急プラザ自治会」が15日、敬老会を初めて野外で開催する。同町内会は約10年前から、集会所に入りきれないほど高齢者が増えたたため、敬老会を休止していたが、今年は「何とかして、みんなが集まってお祝いできないか」と関係者が知恵を絞った。高齢化の進展で敬老会の会場確保に悩む町内会は多く、あまり例のない「青空敬老会」は町内会関係者の注目も集めそうだ。

同自治会では、約10年前から70歳以上の高齢者が急増、集会所に収容しきれなくなり、敬老会を取りやめていた。
自治会会長は「ホテルなど外部の会場を借りる財政的な余裕はないし、会場が近くないと高齢者は参加できない」と休止していた事情を説明する。
しかし、

住民の間では「顔を合わせてお祝いしたい」との声が根強かったため、会長らが初めての「野外敬老会」を提案した。

 計画では、マンション北側の公園にシートを広げて紅白の幕を張り、会場を設営。約10万円の予算で、約70人分の弁当とビール、まんじゅうなども用意するという。

 会長は「独り暮らしで、引きこもりがちな高齢者も多い。陽光の下で楽しく交流できれば、生活の安全安心にもつながる」と意気込む。
 仙台市の高齢化率(65歳以上)は今年3月現在で16.95%。10年前に比べ5ポイント以上伸びた。

 市地域活動推進課は「対象者の増加で、どの町内会も敬老会会場の確保には頭を痛めているようだ」と語る。記念品や祝い金を廃止する町内会も増えているという。

 市連合町内会長会の佐々木正一会長(83)は「敬老会を見合わせる町内が増え、寂しい限りだと思っていた。野外開催は、初めて聞いたアイデアだ」と注目している。

投稿者 文洋株式会社 : 2007年10月18日 15:39