「個人情報保護」の大義とは?

08年3月の朝日新聞「声」横浜市在住の方からの投書がありました。

「安否確認阻む情報保護条例」

私は、中国東北部で終戦を迎え、ソ連によりシベリアに抑留されました。抑留中に無念の死を遂げた友を凍土に埋め帰国。帰国後、同じ引き揚げ者の仲間と、お互いを励ましあうために会を作り、会報を発行、年ごとに集会を開いてきました。

 ところが昨年、いつも返事が届いていた人から返層がきませんでした。電話もなく、連絡の方法が思いつかないので、書留郵便を出してみました。その結果、身を寄せていた家の方が亡くなり、老人施設に入所したことが判明。会の近況紹介ビデオなどを送りました。今年になり、会合の案内を出しましたが返事がありません。入所しているはずの施設に、「Aさんはそちらにまだいらっしやいますか」と電話をしました。が、「個人情報保護集例により一切お答えできません」との返事。
会の活動や極旨など懸命に説明し「安否だけでも」とお願いしましたが「お答えできません」の一点張りでした。施設を訪問すれは手だてもあったようですが、その時はそんな説明はありませんでした。

情報提供で、施設の方が思わぬ苦労をされるだろうことは想像できます。しかし、「個人情報保護」の大義の前に善意の高齢者同士の励まし合いの機会も失われる現状は改善できないものなのでしょうか。

皆さん、この現状をどう考えますか。

投稿者 文洋株式会社 : 2008年3月 3日 18:35