現代の木阿弥

平成22年8月4日付け朝日新聞「天声人語」より
いわゆる‘行方不明の高齢者’問題。
「元の木阿弥」の言葉の由来にからめて、天声人語に書かれています。
足立区の111歳の男性、杉並区の113歳の女性、きっとまだまだ居るであろう所在不明のご高齢の方々。
どこか社会が間違った方向に進んでいる感じがするのは、気のせいではないでしょう。
以下、同記事から引用させていただきます。

人の世を「砂漠」と呼んで久しいが、近年とみに乾燥が進みつつあるようだ。もともと地域の存在は希薄になっていた。そこへ、かの個人情報保護法などが、人と人のつながりを断ち切る方向にアクセルを踏んだ。絆は細り、人は役所のコンピューターの中で事務的に処理されがちだ

個人情報は全て隠匿するもの・・、との誤解が従来の絆社会を、ギスギスした血の通わないものに変質させてしまいした。
‘個人情報保護法’、この名称にも問題があるのではないでしょうか。
『個人情報適正利用法』とした方が良かったのではと思います。

投稿者 文洋株式会社 : 2010年8月16日 09:24