“プライバシーの壁を越えて”

平成24年2月24日付け朝日新聞の「天声人語」に目がとまりました。

「一つ屋根の下」という言葉で連想するのは、
一家だんらん
つましいけれど幸せな日々・・。
であるはず。

このところ報道される“現実”を前にすると、
ありきたりの言葉は意味を失う、と。

立川市のマンションでは、45歳の母と4歳の息子。
さいたま市では、60代の夫婦と30代の息子。
札幌市では、40代の姉と妹。
釧路市では、70代の妻と80代の夫。

いずれも、病気や高齢などのハンディを抱えた「弱者の共倒れ」だという。
だが、こうした悲劇は突然に訪れるわけではなく「前兆」が必ずあるはず。

公共料金の滞納、たまる郵便物などの前兆あるいは微弱な「SOS」が、プライバシーの壁を越えて外部に届き、だれかが受け止めれば、救えた命もあるはず。

最後はこの様な文章で締めくくられています。

懸命に生きようとした人の終章を、天井や壁だけが見届ける酷。きずな社会への道は険しい。

普段の町会・自治会活動などの地道な地域活動は、ますます日本の社会から必要とされているように感じます。

投稿者 文洋株式会社 : 2012年2月24日 14:54